NICがたくさんあって、そこそこ省エネが期待できるUTMのXG-135にESXiを入れたときの記録です。
インストールしようとすると、RMRR overlaps system memoryでPSoDになったりしたので、回避策をさがしました。
XG-135はHDMIとUSBx2あるので、モニタ、キーボード、インストール用USBメモリをいい感じに接続できます。OSインストール自体は普通のサーバに入れるのと同じようにできます。
スペック的にはAtom C3558、DDR4 (2GB+4GB)のメモリ、64GBのM.2(SATA)のSSDが入っているようです。
インストールにはUEFIと起動オプションの変更をしました。
UEFIは起動モードをUEFIにすること、 VT-dとAbove 4G Decodingを有効にすることをしました。
起動オプションは起動時にshift+Oを押してpanicOnInvalidRMRR=FALSEを追加して起動します。
これをしないとPSoDになります。RMRR overlaps system memory
インストール後、インストールメディアを抜いて、SSDから起動する際も変更する必要があります。
起動し、IPアドレスを設定したら、WEB画面からSSHを有効し、起動オプションをboot.cfgに追加します。これにより起動時にオプションを手動で設定不要になります。
SSHでつなぐ際はキーボードインタラクティブ認証でやります。(Teratermの場合)
/bootbank/boot.cfgと/altbootbank/boot.cfgのkerneloptにpanicOnInvalidRMRR=FALSEを追記します。
[root@localhost:~] vi /bootbank/boot.cfg bootstate=0 title=Loading VMware ESXi timeout=5 prefix= kernel=b.b00 kernelopt=autoPartition=FALSE panicOnInvalidRMRR=FALSE modules=jumpstrt.gz --- useropts.gz --- features.gz --- k.b00 --- uc_intel.b00 - build=7.0.3-0.55.20328353 updated=1 [root@localhost:~] vi /altbootbank/boot.cfg bootstate=3 title=Loading VMware ESXi timeout=5 prefix= kernel=b.b00 kernelopt=weaselInstalled panicOnInvalidRMRR=FALSE modules=jumpstrt.gz --- useropts.gz --- features.gz --- k.b00 --- uc_intel.b00 - build=7.0.3-0.55.20328353 updated=2
設定変更後、正常に起動できればOKです。
ちなみにですが、メモリはDDR4のUDIMMです。試しにRDIMMを入れたらうまく動きませんでした。手持ちのが対応していないのか、ボードが対応していないのかは不明ですが、おそらくボードが対応していないです。手持ちのUDIMMを入れたら動きました。
ただし、換装するなら注意が必要で、おそらく普通のデスクトップ向けのUDIMMを入れるとケースにぶつかって蓋が閉まらなくなります。VLPものが必要になると思います。
手持ちのDDR4のUDIMMを入れようとしたらこうなりました。起動自体はできたんですが、残念です。
現在VLPのメモリをebayから手配中なので、換装できたらまた更新しようと思います。