P440でHUS726060AL4210を使いたい

3.5インチSAS 6TBのHUS726060AL4210を買ってML30 Gen9のP440につないで、ssacliで見るとUnsupported Drivesと表示されてRAIDが構成できませんでした。

どうやら4kのセクタサイズはサポートしていないようなので、対応していきます。

P440をHBAモードに変更し、サーバを再起動します。

# ssacli controller slot=4 modify hbamode=on
# reboot

これでLinux上からはディスクを認識するようになりました。

ディスクが/dev/sda、sdb、sdcだったので、以下でフォーマットしてみます。

# sg_format --format --size=512 --six /dev/sda
# sg_format --format --size=512 --six /dev/sdb
# sg_format --format --size=512 --six /dev/sdd

私の環境では約10時間かかったのでおとなしく待ちます。

終わった後にfdsikで確認すると、Sector size(logical)が512byte、physicalが4096 bytesになります。

# fdisk -l /dev/sda
Disk /dev/sda: 5.46 TiB, 6001175126016 bytes, 11721045168 sectors
Disk model: HUS726060AL4210
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 4096 bytes
I/O size (minimum/optimal): 4096 bytes / 1048576 bytes

P440をRAIDモードに戻します。

# ssacli controller slot=4 modify hbamode=off
# reboot

再起動後に確認すると、Unassignedで見えているので、RAIDが構築できるはずです。

# ssacli ctrl slot=4 pd all show

Smart Array P440 in Slot 4

   Unassigned

      physicaldrive 1I:1:1 (port 1I:box 1:bay 1, SAS HDD, 6 TB, OK)
      physicaldrive 1I:1:2 (port 1I:box 1:bay 2, SAS HDD, 6 TB, OK)
      physicaldrive 1I:1:3 (port 1I:box 1:bay 3, SAS HDD, 6 TB, OK)

今回はRAID1+HotSpareとしようと思います。

# ssacli ctrl slot=4 create type=ld drives=1I:1:1,1I:1:2 raid=1
# ssacli ctrl slot=4 array a add spares=1I:1:3

論理ドライブを確認します。

# ssacli ctrl slot=4 array a show

Smart Array P440 in Slot 4
   Array: A
      Interface Type: SAS
      Unused Space: 0 MB (0.00%)
      Used Space: 10.92 TB (100.00%)
      Status: OK
      Array Type: Data
      Spare Type: dedicated
      Smart Path: disable

アレイが作れたので、Linux上からもブロックデバイスとして認識しています。

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