IBM Sysem X3650 M2を6コアCPUに換装(L5640)

Xeon X5550が2個搭載された状態で購入したものです。今回はこれを6コアCPUであるXeon L5640に換装したことをについて書きます。

SystemX3650M2は、メーカーオプションだとE5504からX5570の4コアCPUが用意されている2Uサーバです。CPUソケットはLGA1366が2個ついてます。
LGA1366のE5504やX5570はNehalem-EPとアーキテクチャで、45nmプロセスルールです。
この後継としてリリースされたWestmere-EPアーキテクチャは32nmプロセスルールに変更され、6コアCPUが登場しました。
Nehalem-EPもWestmere-EPは両方LGA1366ソケットを採用しており、マザーボードさえ対応すれば載せ替えが可能になります。(LGA1366だから確実にWestmere-EPが乗るわけではないです)

System X3650 M2のUEFIのリリースノートでは、Version 1.18でWestmereに関するFixが記載されています。そこに当たりをつけてUEFIを更新すればWestmere-EPが乗るのでは無いかと思い、試してみました。

UEFIは現時点で最新版だった1.20を使っています。

交換自体はツールレスで交換可能でした。
蓋を開け、導風板を外して、レバーを上げるとヒートシンクが外れCPUが見えます。CPUの固定のレバーを上げてしまえばCPUが外れます。IntelのLGA系CPUを交換したことがあれば簡単にできると思います。
次の画像がVMwareESXiで確認したCPUの認識です。きちんとL5640を認識し、6コア12スレッド*2になりました。

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次の画像がCinebench R15の実行結果です。ギリギリ1000cbには届かない惜しい結果になりました。

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現在、LGA1366系のサーバはオークションなどで格安で入手できると思います。コア数を攻めてみたい方、おひとついかがでしょうか?

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